脳梗塞の本当の原因
どうしてあなたは脳梗塞になったんでしょうか?
運が悪かっただけですか?
そもそも、脳梗塞の原因には、どんなものが原因となるかご存知でしょうか?
脳梗塞は、脳の病気である前に、血管が詰まることによる血流不全で、脳細胞が壊死してしまう「血管の病気」ですので
「動脈硬化」が主な原因と考えられますよね。
心臓が悪くて、不整脈のせいで血栓ができて、それが脳の血管を詰まらせた人もいるでしょう。
その他にはどんなものが関連してくるでしょうか・・・。
そして、それは本当に原因だったのでしょうか・・・?
北海道札幌市で脳梗塞・脳出血の脳卒中を専門に自費リハビリをさせていただいております「脳とカラダの研究所」の藤橋亮介です。
本日は、脳梗塞の原因について、意外と知らなかった本当の原因についてお話させていただければと思います。
一般的によく言われているものも、ただ動脈硬化だから・・・とか、高血圧だから・・・とか、本当にそうなんでしょうか?
例えば高血圧…
基本的に、脳梗塞の人は、高血圧の人が多いことは間違いないとおもいます。
高血圧とは、血管に負荷がかかっている証拠です。
現在は収縮期140mmHg以上、拡張期90mmHg以上となっておりますが、これからもっと基準を下げると言われています。
しかし、このような血管の状態に合わせて血圧を上げる作用は、異常なのでしょうか?
高齢になると動脈は硬くなります。それに見合った血流を供給する結果、血圧を上げてくれているのに、それを基準より数値が高いから、平均にしようとして無理やり薬で下げるとどうなりますか?
血液が十分に循環せず、脳梗塞の原因となり得るのではないでしょうか?
血圧が高いと言われて恐怖や不安を煽られ、血圧を下げる薬を飲んでいる方は、注意してくださいね。
そもそも、どうして血圧が上がっているのか考える必要があります。
だからといって急に薬を止めることは危険なので、もっと注意してください。
原因は…?
40歳を過ぎたあたりから、誰しもが脳梗塞になる可能性があり、1つくらいは無症状の脳梗塞もあるといわれていますが、大きな脳梗塞をする前には必ず誰しもがかなりのストレスを抱えていることが多いです。
仕事が忙し過ぎたり、大切な人との死別など、過度な心的なストレスを抱えることがきっかけになることが多いです。
そのような状態では、交感神経が優位になっている方がほとんどです。
血管にしろ、心臓にしろ、その他の病気にしろ、全ては交感神経が優位になっていることがそもそもの原因となっていることが考えられます。
交感神経は背骨に沿って配置されていて、全身の内臓の働きも管理してくれています。
交感神経や副交感神経といわれるものは、「自律神経」といわれるもので、名前の通り「自律」(自動的)に調整されます。
生物が生きていくために必要活動を促す神経です。
生物が1番大切なのは、生きていくことです。
生命を脅かす危機が迫った時に、3つの選択肢が与えられます。
「戦う」「逃げる」「固まる」です。
この活動を促す神経が「交感神経」です。
交感神経が優位になっている状態では、この3つの危機管理システムが働いている状態なので、体は常に緊張状態です。
そのため、身体は休むことができないので、回復力や自然治癒力が働かない状態となってしまいます。
この状態が長く続くことによって、病気が起こるといわれていますので、自律神経を見直してみることが必要だと考えられます。
次回も自律神経について、考えていきたいと思います。
また次回をお楽しみにお待ちください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
筆者プロフィール
理学療法士 脳とカラダの研究所 代表
藤橋 亮介(ふじはし りょうすけ)
〜経歴〜
2011年 理学療法士 国家資格取得
札幌市の脳神経外科病院に勤務
2014年 大阪府 認知神経リハビリテーションセンターに勤務
2015年 奈良県 ニューロリハビリテーションセンター
健康科学研究科(大学院)に入学
2017年 修士 取得
2019年 札幌市に戻る
こども発達研究センターに勤務
2020年 独立し、「脳とカラダの研究所」 を開業