しっかり座れていますか?
お久しぶりでした。
北海道札幌市で脳梗塞・脳出血の脳卒中を専門に自費リハビリをさせていただいております「脳とカラダの研究所」の藤橋亮介です。
最近は、新しいことを学んでばかりです。
自分自身が、まだまだ知らなかったことや、知らずに素通りしていたこと。
いざ、お客様を目の前にしつつも、「うわ。これについてもっと知らないと。」と思うことばかりです。
思い返してみると、私が約10年培ってきた技術や知識も、とても偏っていることに気づきます。
みなさんもそんな経験があるはず。
人それぞれの人生を歩んできて、様々な経験をすることによって、
信じていること、信じたいと思っていること
大切だと思っていること
当たり前だと思っていること
許せないこと
様々な感情を持っています。
人はコンフォートゾーンという、自分が居心地のいい空間(環境や情動も含めて)で生きています。
いつもあるところに、テレビのリモコンがない。というだけで、ちょっと不安になったりします。
(コンフォートゾーンについては、長くなってしまうので、また後日。。。)
いつもやっていることは、ほとんど無意識で、自動運転です。
自分の都合のいいように脳が働いて、そうしています。
しかし、変化や改善するためには、いつもと同じでは何も変わりませんよね。
新しいことへの気づきが大切です。
今日は、そんないつも「ふつう」にしている、座っていることを例として、もう一度考えてみませんか?
座っていることを確かめてみよう
テレビを見たり、食事をしたり、誰かと会話したり、将棋や囲碁をしたり、
仕事をしていても、休みの日でも、座っている時間は長いですよね。
まずは、自分がどのように座っているかを知ることがとても重要です。
しかし、自分がどのように座っているかということはなかなか知らないものです。
例として、1人用の椅子に座って、確認してみましょう。
①椅子の真ん中に座れているか
・お尻から左右の椅子の幅は一緒でしょうか?
・前後はどうでしょう? 浅く腰掛けたり、深く座りすぎたりしていませんか?
②圧は一緒か
・左右のお尻にかかる体重は同じか
・ソファーや柔らかい椅子に座っている場合は、その左右のお尻にかかる座面の沈み具合は同じか?
・坐骨というお尻の骨があたってる感じが感じられるか
・あたっている坐骨の面積は左右で一緒か?どちらかの方が、広くあたっている感じはしないか
・太ももはどのくらいついているか
③足のこと
・足の裏はついているか
・踵とつま先、どちらもついているか
・親指側や小指側(内側・外側)に偏っていないか
・膝の真下に、くるぶしがあるか
・ガニ股や、内股になっていないか
まだ、それ以外の部分もありますがまずこんなところで。
最も大切なこと
ここまで確認してきていかがでしょうか?
言われてみると、真ん中に座れていないとか、足がついていないとか、知らなかったことはありましたか?
しかし、ここで間違えて欲しくないのは、それが正しい座り方ではないということです。
その座り方をずっと続けることがいいというわけではありません。
大切なのは、自分のカラダが今どうなっているか。
どこはよくわかっていて、どこがよくわからないのか。です。
間違っていたところがあった場合、そこを無理やり直そうとしても、また元に戻ってしまいます。
なぜなら、居心地が悪いから。
これがコンフォートゾーンの厄介なところです。
居心地が悪いと、また元の居心地のいいように戻ろうとします。
今気づいた間違っていた場所は、今の自分が(脳が)居心地がいいと感じているからです。
だからこそ、その感じ方を心地良いと感じられるように、探していくことが大切です。
ですが、そこを見つけるということがとても難しい。
自分の脳だけでは、それを知ることがとても難しいです。
1人で考えていては、やはり難しい。
他者に聞いてみることがとても大切です。
正しいやり方なんて、本やyoutubeでも情報は、山ほどありますが、
そのやり方をしたって、いつものように戻ってしまうのは、しっかりと自分のカラダと照らし合わせる作業が必要になります。
リハビリではこのような作業をしっかりしているかが私は大切に思って取り組んでいます。
最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。