伸張反射(反応)の異常について
北海道札幌市で脳梗塞・脳出血の脳卒中を専門に自費リハビリをさせていただいております「脳とカラダの研究所」の藤橋亮介です。
本日は痙性麻痺の第二弾として、伸張反射(反応)の異常についてお話しさせていただきます。
脳とカラダの研究所で考えている痙性麻痺の種類については、前回のブログを読んでくださるとありがたいです。
脳とカラダの研究所では、痙性麻痺の症状を大きく4つに分類して、捉えてリハビリをしていきますが、
その中でも伸張反射の異常は、多くの方の困りごととなっているかと思います。
身長反射(反応)の異常の例
代表的なものとしては、足を地面につけると、ピクッとした動きが出てしまうことで、足の裏が、地面にしっかりとつかなかったり、
触られたり、動かさたりされると、縮むような動きが出てしまうので、なんか変な感じがするというような違和感が生じたりします。
調べる方法
この反射は、健常な人でも起こる反応で、膝の皿の下のスジを叩くと膝がピョンと伸びる動きで、子供の頃などに「かっけ」の検査を遊びとして行なった経験があると思います。
伸張反射の異常はこの反射が過剰に強まっている状態を意味します。
一般的な検査として、筋肉や腱を「打腱器」と呼ばれる検査道具で叩くことでその反応を見ることができます。
また、他動的に手や足を動かさせてもらうことで、その動きの抵抗感を感じることで判断されます。
反射と反応について
ここまでで、伸張反射をあえて(反応)と表記しているのは、意味があります。
反射というものは本来、制御や止めることができないものとして捉えられます。伸張反射も健常な人でもあらわれるので、止められないものとして定義されますが、実はこの反射は普段は無意識に制御されていることがわかっています。
つまり、反射はあることをすることによって、制御することができるので反応として解釈することができます。
ここに治療的な意味がでてきます。
いかがでしょうか?
予定よりも長くなりそうなので、一旦ここまでにして、続きは明日にしたいと思います。
明日は、伸張反射の意味やそのリハビリの方法までお話しできたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。