🐟魚を与えれば一日生きられる。釣り方を教えれば、一生生きられる。

魚を与えるのではなく、釣り方を教える

これは古くからある有名なことわざです。
目の前の問題を“代わりに解決”するのではなく、
“自分で解決する力”を育てることの大切さを伝えています。


当店のリハビリも、まさにそれです

脳卒中後の後遺症で悩む多くの方が抱える「内反尖足(ないはんせんそく)」。

  • 足首が下を向いてつま先が引っかかる
  • 足が内側にねじれて、うまく立てない
  • 靴底がいつも外側だけすり減る

こうした状態に対して、マッサージしたり、ストレッチしたりするのも一つの手です。
でもそれは言ってみれば「魚を与えること」。
一時的に楽になっても、「なぜそうなっているのか」がわからなければ、また同じ状態に戻ってしまいます。


「自分の体を知ること」が、最大のリハビリになる

私たちが大切にしているのは、あなた自身が自分の体の状態に気づくこと
それが、「釣り方を覚える」ことにあたります。

たとえばこんなことを感じたことはありませんか?

  • 歩いているとき、かかとが地面についていない気がする
  • 立っていると、つま先側に重心がある
  • 足の裏の感覚があいまいで、どこに体重を乗せていいのかわからない

実はこうした「気づき」が、内反尖足を引き起こす根本的な原因になっていることがあります。


感覚に“気づく”ことが、姿勢と歩き方を変える

私たちの体は、感覚を頼りに動いています。
足の裏、特にかかとや親指のつけ根の感覚が鈍くなると、無意識のうちに「体重を前に逃がす」ようになります。

するとどうなるか?

  • 足首を下に向けて安定させようとする
  • 外側で体を支えるクセがつく
  • 内反尖足が固定化する

このようなメカニズムを、自分で「なるほど」と理解できたとき、
ただ動かされるだけのリハビリから、自分で体を動かしていくリハビリへと一歩進むのです。


自分が一番の専門家になれる

魚を分けてあげることも大切。
でも、釣り方を一緒に探して、練習することはもっと大切です。

  • 自分の体を知る
  • 正しい感覚に気づく
  • 良い動きに繋げていく

このプロセスが、結果として「また歩けるようになる」未来に繋がっていきます。


最後に

「誰かに治してもらう」ではなく、
「自分の体を、自分で扱えるようになる」

それが、当店が提供したいリハビリです。
内反尖足に悩む方こそ、ぜひ一度「自分の足の感覚」に目を向けてみてください。

あなたはきっと、もう一度、自分の体と向き合えるはずです。

筆者プロフィール


代表:藤橋亮介
理学療法士 脳とカラダの研究所 代表
藤橋 亮介(ふじはし りょうすけ)
〜経歴〜
2011年 理学療法士 国家資格取得 
札幌市 脳神経外科病院に勤務

2014年 大阪府 認知神経リハビリテーションセンターに勤務

2015年 奈良県 ニューロリハビリテーションセンター
健康科学研究科(大学院)に入学
2017年 修士 取得
2019年 札幌市に戻る
児童発達支援・放課後デイサービス 事業所に勤務

2020年 独立し、「脳とカラダの研究所」 を開業


 

 

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