うまく動くためには?

誰しもが、うまく歩けない。足が動かない。肩が痛い。手が上がらない。など体の様々なお悩みをお持ちだと思います。
病院やリハビリに行くと、「ここが硬いですよ」とか、「レントゲンでみると肩に炎症があります」「大腿四頭筋の筋力が低下しています」などある症状に対して、原因を見つけ出してくれますよね。

ですが、脳とカラダの研究所では、さらに深く、脳との関連性について症状を考えていきます。
脳は身体中から感覚を受け取って、その感覚を情報として処理していることは以前にお話しさせていただきました。
つまり、何らかの症状のある部位は、適切にその感覚を脳に伝えられていないことが、そもそもの原因となっている可能性が高いのです。

例えば、肘が痛くなったとしたら、肘ってどんな感覚の情報を脳に伝える役割があるんだろう?と考えていきます。

肘がないとどんなことが困るのか?? 肘は伸びたり曲がったりする機能がありますが、肘にギプスがついていて、曲げ伸ばしができないと考えてみてください。

まずは、ご飯がうまく食べられないことや、服が着づらかったりするでしょう。他にも、テニスやバトミントンでもボールを打ちづらかったり、犬や猫を抱きかかえることもできませんよね。
それはどうしてかというと、

肘には、手(もしくは掴んだもの)と体の距離を調整する役割が強いからです。
つまり肘には、手と自分の体の距離を感じて、脳に伝える役割があると考えることができます。

そのため肘に対する訓練も、距離をうまく感じられるか?や、手がどの位置にあるか?について感じられるように訓練をしていく必要がある可能性があります。

体の構造や機能には、ほとんどのものに無駄はありません。
しっかりとそれぞれが意味を持って、存在しているので、どの場所にどんな症状が出ているかということは、脳が体のその部位の情報をうまく取れていない可能性があるということを知っていただけたらいいと思います。

今後も少しずつ、動きや体の症状に合わせて、お話をさせていただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。

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